東京から新潟市にUターンした私が伝える「新潟に住むメリットとデメリット」

こんにちは、すぎもんです。

私は新潟市で生まれ育ち、大学院修了までの24年間新潟に住んでいました。就職を機に関東に移り住み、8年ほど東京や千葉などで仕事をしていたんです。その後、2020年に新潟に戻り、フリーランスとして活動してから2年が経過。

今回は東京と新潟にそれぞれ住んだ私が再発見した、新潟に住むメリットとデメリットを紹介します。

目次

新潟に住むメリット

人が少ない

まず一番のメリットは人が少ないことだと思います。他の観点から見ればデメリットであるかもしれませんが、住む分には個人的にはメリットかなと思います。

東京はどこに行ってもめちゃくちゃ人がいます。休憩がてらちょっとカフェに寄ろうにも、どこも満席で入れず、街中をうろちょろするなんてのは日常茶飯事です。

飲み屋やテーマパークなどもいつでも混んでいますし、公共交通機関は地獄のような人混みです。

新卒で初めて横浜に住んだ時は、初出勤の日にバスが満員で何台も素通りして、いきなり遅刻するところでした。どこに行っても人、人、人でなかなか心が休まらなかったですね。

それに比べて新潟は人がいないです。新潟駅周辺などはそれなりに人はいますが、東京と比べものになりませんよね。周りの人の歩く速度に合わせて速く歩く必要もありません。公共交通機関に乗っても押しつぶされることはありません。

これほど人が少ないことが良いと思ったことはありません。カフェや飲み屋も気軽に入れますし、お店でゆっくり買い物もできるのは嬉しいですね。

東京の人混みに疲れたらぜひ新潟に来てみてください。

物価が安い

物価が安いことも新潟に住むメリットですね。

私は新潟に戻る前は東京の大田区に住んでいたのですが、築13年の1Kのアパートが7万円でした。その駅周辺の1Kの相場が8万5千円だったので、まだ安い方だったのですがそれでも高いですよね。

駅近や築浅物件に住もうと思ったら、さらに値段が上がってしまいます。マンションに住もうものなら、給料の3分の1くらいは家賃に払わなければいけなくなります。

また、どこに遊びに行ってもお金がかかります。私は温泉やお風呂が好きだったので、スパや天然温泉によく行っていました。大きめのスパに行こうものなら、2,500~3,000円かかるのは当たり前です。

あなたはお風呂に3,000円かけられますか?私はかけてました。

それに比べて新潟の物価は安いですよね。

前に新潟駅周辺の物件を探してみたのですが、7万円あれば駅近、築浅1LDKのアパートに住むことができます。もうびっくりしましたね。ちょっと郊外に住もうと思えば、上記のような条件で5万円くらいで住めてしまうので本当に安いです。

また、スーパー銭湯とかもだいたい1,000円以内で入れてしまうので、本当に安いなと思います。ちょっと郊外に行けば温泉などもたくさんあるのは新潟の魅力ですね。

もちろんその分給料も安いというのはあるかもしれませんが、今は副業の時代ですからね。副業である程度稼げるようになれば、物価の安い新潟に住むのもいいかもしれません。

とにかく東京から帰ってきて物価の安さには驚きましたね。

食べ物やお酒が美味しい

東京にも美味しいご飯屋さんはたくさんあるのですが、やはり新潟の食べ物は断然美味しいと思います。お米はもちろんのこと、海鮮や山の幸は新潟で食べる方が美味しいですね。

以前築地で海鮮丼を食べたことがあるのですが、3,000円くらいした割にはそこまで美味しいとは思いませんでした。

新潟はその半分以下の値段で美味しい海鮮丼を食べれるところがあるので、びっくりしましたね。普通の居酒屋に入っても海鮮は美味しいので、やはり新潟の海鮮のレベルは高いんだと思います。

もちろん海鮮だけでなく食べ物全般がどこで食べても美味しいと感じます。

あと新潟と言えば日本酒!学生の頃はほとんどビールしか飲まなかったので、新潟の日本酒の良さを全然知らなかったんです。

新潟に帰ってきてからは、親の影響で日本酒を毎日のように飲むようになりました。結構な銘柄を飲んだのですが、どのお酒もレベルが高く、イマイチだなと思った日本酒はありませんでした。

個人的なオススメは萬寿鏡のF40(エフヨンマル)というお酒です。基本的に冬の間しか販売されておらず、普通酒なのに大吟醸クラスの磨きの精米歩合40%という特別なお酒です。

値段も普通酒並みで1,650円とリーズナブルなのもいいですね。冬季限定で結構人気があるので、見かけたらぜひ飲んでみてください。

萬寿鏡の公式HPはこちら

意外となんでも揃っている

学生の頃は新潟にはなにもないと思っていました。以前は私も東京に憧れがあり、東京に行けば何でも手に入ると信じていましたね。ですが新潟に帰ってきてみたら、意外と新潟でも生活に困らない程度にモノが手に入るなと実感しました。

もちろんこれは新潟市中心地の話ですが、新潟駅前に行けば買い物や食べ物、カフェに困ることはありません。

大きい家電量販店もありますし、服や靴などを買うところも多いです。居酒屋も美味しいお店が揃っていますし、個性的なラーメン屋もたくさんあります。

東京と比べればお店は少ないかもしれませんが、特に新潟で困ったことってあまりない気がします。

最近はAmazonなどネットショッピングでもモノが買えますよね。Amazonやヨドバシカメラ、ビックカメラのネットショッピングで頼めば、次の日には商品が届くのでお店にないものもすぐに購入できちゃいます。

結局東京に住んでいたころもネットショップで買い物していたので、新潟に帰ってきて生活が激変したという感じはありませんでした。

新潟に住むデメリット

車がないと移動は厳しい

新潟に限らず地方は車がないと移動は厳しいですよね。

東京近郊はどこに行くにも電車で行けてしまうので、特に移動で困ることはありませんでした。ちょっとした移動はレンタサイクルで行けますし、循環バスもたくさん走っています。

新潟は公共交通機関を使用するのがかなり厳しいと実感しました。私は中央区に住んでいるので、バスはまだ多く走っている印象ですが、他の区に行くだけでバスの利便性はかなり減少すると思います。

電車に関しては、新潟に帰ってきてからたぶん1回も乗っていません。本数が多い越後線でもだいたい20分に1本の運行なので、時間をかなり気にしなければタイムロスになってしまいます。

東京に行けば早ければ1、2分で次の電車が来ますし、本数が少ない路線でも5分以内には電車に乗れます。電車を使う人口が違いすぎるので仕方がありませんが、東京の利便性を知ってしまうと電車に乗る気がしません。

でも新潟の電車はトイレがあるのでいいですね(越後線だけ?)東京の電車はトイレに行きたくなったら降りるしかないので。

結局どこに行くにも車が必需品になるので、車を持っていない人にはつらいと思います。

かくいう私は自転車で頑張っています。

天気が悪い

天気が悪いのも気になりますね。

東京に住んでみて良かったことは天気がめちゃくちゃいいことです。ほとんど雨が降りません。雪が降れば一大事です。一か月で一日も雨が降らない月なんてのもありましたね。本当に雨が降らないので、外出の予定を立てるのも苦になりません。

新潟は雨も多いですが、冬の雪はつらいですね。新潟市はまだいいかもしれませんが、中越・上越は本当に大変でしょう。私は海の近くに住んでいるので、風が強いのも難点です。冬の吹雪はつらすぎます。寒いし。

まあこればかりはどうしようもないので、あきらめるしかありません。

遊ぶ場所が少ない

メリットのところで何でも揃っていると言いましたが、遊ぶ場所だけは少ないと思います。新潟で友達と遊んだり、デートで行くところってほとんどないですよね。

東京は本当に行くところがたくさんあります。住んでいても全てのところに行くなんて無理でしょう。イベントも無限に開催されているので、飽きることはありませんね。

私はオーケストラの演奏会に行くのが趣味なのですが、東京には10近くのプロオーケストラがあり、毎日のように演奏会を開いています。行きたい演奏会の時間が被っていたことも何度もあり、泣く泣くあきらめたことも。

観光名所もそれぞれの駅ごとにあるので、デートプランに困ることもありません。

それに比べて新潟は特に観光名所が少ないと思います。新潟市でデートに行くとしたらどこに行くのでしょう。マリンピアくらいしか思いつきません。(すみません)

若い人が遊べる場所が増えればもっと良い街になるのではないでしょうか。

雇用が少ない

新潟で仕事を探すのも大変なのではないでしょうか。

私は新潟に帰ってくるタイミングで一応就職も検討したのですが、働きたいと思う企業がほとんどありませんでした。もちろん職種を選ばなければある程度あるとは思うのですが、今までの経験を活かそうと思うとほとんど企業が検索に出てきませんでした。

それに比べて東京は企業がめちゃくちゃ多いので、就職するのにそこまで困らないと思います。

私が大学院を修了して就活する時は、リーマンショックと東日本大震災で超絶氷河期でした。

最初は新潟で就活をしていたのですが、全く決まりませんでした。5、6社面接を受けてこれは厳しいなと感じたので、東京の会社を受けたのですが割とすんなり決まってしまいました。

その後、氷河期も過ぎ去り、転職をすることになった時も様々な企業が募集を出していたので、いろいろと選択することができましたね。

あと新潟の企業の給料は安いですね。物価が安いので仕方がないのかもしれませんが、東京の給料事情を知っているとびっくりするくらい安いと感じます。他にも福利厚生が充実していなかったり、年間の休日数が少なかったりとかなり厳しい企業が多いように感じます。

それが私がフリーランスになろうと決めた要因の一つでもあります。

もちろん様々な企業が新潟を盛り上げようと頑張っていると思うので、私も何かお手伝いできればいいなと思っています。

まとめ

新潟に住むメリット・デメリットを紹介しました。

デメリットもたくさんあるのですが、個人的には帰ってきて良かったなと思っています。特に人混みにまみれなくてよいだけでも帰ってきた価値はあると思います。

これからも新潟の魅力を発信して、たくさんの人に新潟に訪れてほしいです。ぜひ新潟に遊びに来てみてください。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

新潟県新潟市出身。大学院卒業後、関東で就職し会社員として8年を過ごす。2020年に新潟に帰還し、フリーランスの動画クリエイターに転身。動画を作る傍ら、YouTubeやブログでガジェットのレビューを投稿している。最近の趣味はPCゲーム。推しは乃木坂46の山下美月。

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